京都下鴨拠点で、ヨウスケ店主(小3)をお迎えし、小さな夏祭りを賑やかに開催しました!

去る7月22日(土)、たまに京都下鴨拠点とそのお隣のヨウスケくんちで、たまにカフェ"ミニミニ夏祭り"を開催しました。("たまにカフェ"については、こちらをお読みください)。今回は、前回のたまにカフェ夕涼み縁日で「俺もやりたい!」と立候補してくれたヨウスケくん(小3)を店主にお迎えし、夏祭りを楽しむ子どもたちとその賑わいを楽しむ大人たちとで、賑やかで和やかな時間を過ごしました。

準備:店主だけが楽しい時間であってはならないのだ

ヨウスケくんを店主に迎えるにあたり、私たちがまず行ったのは、"たまにカフェ"のコンセプトをお伝えすることでした。それはつまり、たまにカフェは、催す側が来てくださった方に何かしらGiveをする、つまりは来てくださった方に楽しんでいただく場であり、自分(だけ)が楽んでちゃダメなんだよ、ということ。

事前のメッセージのやりとりや打ち合わせの場で、ヨウスケ店主はその趣旨をしっかりと理解してくれ、「カブトムシとクワガタの対決をみんなに見てもらったら面白いと思うねん、うちで飼ってるから」「花火出してきてみんなでやったらええ」「クラフトを屋台に飾ったら。カワセミ作ったんやけど、きれいやから...」などとアイディアを次々に出してくれました。

"たまに"サイドは、昨年の夕涼み縁日と同様、ヨーヨーすくいやお菓子釣りを準備することにしました。ドリンクとしては、ヨウスケ店主のお母さん特製の梅ジュースと、たまに特製カフェインレスアイスコーヒーを振る舞うことに決め、できあがったのが写真右側のもの。ヨウスケ店主が通っている近所の書道教室のお友達や先生方にチラシを配り、仕込みは万全です。

当日の様子:カブトムシとクワガタが戦わない!?──ハプニングに見舞われつつも大いに盛り上がった夏祭り

たまにカフェ、実は、やる方は毎回、そんなにお客さんが来てくれるとは思わずに蓋を開けてみるんですね。心許ないくらいの小さな木の屋台を組み立てて、ゆったりとした気分で準備をする。気負いが全くいらないんです。

今回もいつものノリでのんびりと準備を始めたのですが、開始直後から、ヨウスケ店主の書道教室のお友だちやそのお友だち、親御さんたちや通りすがりのご近所さんたち、京都拠点のLINEに登録されている方たち、さらには大阪から芸大生も遊びにきてくれ、あれよあれよという間に30人以上のゲストを迎え、縁日コーナーは大盛況。用意していたヨーヨーや駄菓子はあっという間にすべてなくなってしまいました。

「カブトムシとクワガタが戦ってくれへん!」と予想外の展開にヨウスケ店主が頭を悩ませたりとハプニングはありましたが、いやはや、賑やかな夏の夜となりました。

裏メニューが充実していたのも今回の特徴でした笑 夜の帳が降りると花火が始まり、その明かりをみながらお酒も少々振る舞って...子供たちだけでなく大人たちも夏の夜を満喫。ご近所の方が聞きつけて、お孫さんを連れて飲みに来てくださり、一杯飲む間だけのおしゃべりに興じられたのも、たまにカフェならではの出会いで嬉しかった〜!

一夜明けて:ひとときの賑わいを経て残ったもの──

「普通や」──。

夏祭りの看板を畳んですぐ、ヨウスケ店主に「店主、今日はどうでしたか?」と聞いたら、秒で返ってきたのがこのセリフ。その様子をなんとも可愛らしく思いながらも、楽しんでくれていたらいいなぁと願っていたのですが、後日お母さんからこんなメッセージをいただきました。

「22日が来るのを指折り数えて待っていて、当日もめちゃくちゃ楽しんでました」と。

とりわけ嬉しかったのは、「学区外の小学校に通っているので、彼は学区のお友達が少ないのです。習い事のお友達がお友達を連れてきてくれて、ご近所のお友達がふえました。うれしいです」とのコメントをいただいたこと。

私たち、そして京都拠点の管理人かなでさんも、今回のささやかな催しを通じて、お隣さんとのつながりも、一層深く豊かになった気がします。

次は、東京拠点でも、店主を募ってやってみようかな?

文:佐竹 麗