たまにカフェで夕涼み縁日を開催!京都拠点にて夏の終わりを楽しみました

台風が過ぎ去った9月24日、"たまに"の京都下鴨拠点で、夕涼み縁日と題して、"たまにカフェ"を開催しました("たまにカフェ"については、こちらの記事をお読みください)。

1. ねらい

京都下鴨拠点での"たまにカフェ"、3回目の今回は、夏の終わりを私たちメンバーもゆったりと楽しみながら、継続的な実施によって、ご近所さんとのつながりを広げ深めるのが狙い。また、今後の活動の方向性を、地域の目線で探っていきたいとの思いもありました。

2. 当日の様子

普段はドリンクとしてコーヒーをお出ししていますが、今回は、夕方からの開催ということもあり、自家製ジンジャーエールとデカフェコーヒーをご用意(こっそりワインも忍ばせて...)。ヨーヨー釣りとお菓子釣りも準備し、屋台も縁日風に飾り付けました。

一番最初に訪れたのは、お隣に住む小学生。毎回遊びに来てくれている彼は、お母様曰く、友達に「僕の家の隣、カフェなんだ!」と自慢してくれているそう。数ヶ月に1度しかやっていないにも関わらず、そんな風に"たまにカフェ"を楽しんで、好きでいてくれているのは、微笑ましく、また、ありがたいことです。

夕方から夜まで、みんなで会話を楽しみました。

"たまにカフェ"でヨーヨー釣りやお菓子釣りといった遊びを実施したのは今回が初めてでしたが、小さなお子さんが夢中になるだけでなく、大人も楽しげに眺めたり遊んでいってくださったりと、たまにカフェらしい穏やかで楽しい時間が流れます。

ヨーヨーは、初めは皆さん釣ることを楽しみますが、次第に作る方に興味を持ち始めます。少しコツがいるので、初めはうまく作れませんが、コツを掴むと簡単にできるようになるので、ゲスト間でもアドバイスやサポートが飛び交ったり、時々失敗して水が飛び散ったりと、場がこなれていき、周囲が自然と笑顔になっていきます。

たまたま立ち寄ってくださった方のお知り合いが、これまたたまたま通りかかり、おふたりで話に花を咲かせる場面もありました。どうやら、コロナ禍で会う機会が減ってしまい、半年ぶりの再会だったとのこと。いつまでも笑顔で話し続けるおふたりの姿が印象的でした。社会福祉士をされていた方が告知を見て立ち寄ってくださり、「こういった取り組みはいいですね」とお声がけくださることも。

入れ替わりでご近所さんがいらっしゃりながら、子どもたちが夢中で遊び続けるうちに日が暮れて、ご家族が迎えに来る──という、どこか懐かしいような光景が広がりました。

今回はじめて京都下鴨拠点でのたまにカフェに訪れてくださった方は8人、すでに常連と化しているご近所さんが6名、遠方からも3名。計16名の方が立ち寄ってくださり、また、通りを行き過ぎる多くの近隣の方たちとご挨拶を交わすことができ、夏の終りの夕暮れどきを楽しみました。

気がついたら時間に追われる日常を送っている身としては、のんびりと時間が過ぎていく様に心癒されました。

3. 今回の試行での学び

さて、いつものように今回学んだポイントを整理してみると...

気軽に立ち寄れて、通りすがりの人を巻き込める野外のポップアップ開催

毎回野外でポップアップのように実施している(唐突に開催して一定の時間で終わりにしている)"たまにカフェ"。今回は夕方から夜にかけての開催だったこともあり、家路に着いているらしき方を多く見かけました。人が通りかからないことには、会釈すらできません。帰宅する時間帯に行うことで、いろんな方と出会えるんだなと感じました。

前述の、通りすがりで"たまにカフェ"で腰を下ろしていたおばあさまの、気心の知れたご近所さんとの半年ぶりという嬉しい再会は、コロナ前に比べて、いわゆる現役世代でも人と会う機会が少なくなっていますが、現役を退いた世代の暮らしもまた激変していること、そして、久々の友との再会の感激の深さを、改めて実感する一コマでしたが、こんな出会いがあるのも、"たまにカフェ"が野外の住宅街のど真ん中で行われているからこそ。

こんな風に、敷居も壁もなくふらりといらした方でも気軽に話せることや、通りすがりの方たちとの思いがけない出会いや再会、穏やかな情緒的交流が持てる機会は貴重だなと改めて感じました。

人に振る舞うために試行錯誤する楽しみ

今回振る舞ったジンジャーエールは"たまに"のメンバー・ルコさんのお手製。試しに作り、メンバーみんなで試飲して「これは美味しい!」と盛り上がりました。ヨーヨーや、これまたルコさんのオリジナルキャラクター「もちにんげん」のプラバンづくりも、準備段階から私たちをちょっとした縁日気分にさせてくれました。

どれも、自分のためだけにはやらないことばかり。振る舞うことが目的ではありますが、準備で試行錯誤をして、みんなであれこれ考え話すこともまた、"たまにカフェ"の大切な楽しみのひとつだと感じました。

肩肘張らない空気感が、じわじわとファンを生んでいく

今回嬉しかったのは、複数のゲストの方に「次はいつなんですか?」と尋ねられたことでした。"たまにカフェ"の、日常空間の中にあるけれども、日々から忘れ去られがちな、肩肘張らない、のんびりと人とつながる空気感が心に残ったのかも知れません。こんなひとときが日常の傍らにあることに喜びを感じてくれているように見えて、近い将来彼らは、"たまにカフェ"を実施する"たまにカフェマスター"になるかも知れないなと、勝手に想像してしまいました。    

私たちも、また、みなさんとご一緒できることを、楽しみにしています。

文:飯澤絹子