先日上梓された杜師康佑著『超凡人の私がイノベーションを起こすには ストーリーで読み解く「理論×実践」』(日経BP刊)において、弊社の取り組みが紹介されました。
取材内容について
弊社の仕事が取り上げられているのは、Section2の「システム思考」のパート。2020-2021年に代表佐竹が参画していた「ムーンショット型研究開発事業新たな目標検討のためのビジョン策定(ミレニア・プログラム)」(通称:ムーンショット・ミレニア)の中で行った、「子供を産み育てる社会構造に関する調査分析」での因果分析が具体的な事例として取り上げられています。
当時のレポート記事でも触れましたが、「何が私たちに今に至る種々の選択をさせてきたのだろうか、その背景にある社会構造とはどのようなものなのだろうか」という問いを起点に、個人の選択の背景にある社会構造そのものを可視化し、より多くの人が自然と子どもを望み、安心して産み育てることができる社会のあり方を探求するために取り組んだ社会構造分析です。
書籍について
本書で紹介されているのは、タイトルにもあるとおり、イノベーションを「起こす」ためのアプローチ。イノベーションを検討する礎となる「理論」、つまり考え方だけでなく、「試行錯誤を繰り返しながら形にし続ける」ためのアプローチや、そうした実践を実際にされてきた人々の具体的な事例が丁寧に紐解かれています。
現役の日本経済新聞社記者でありながら慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科で体系的な理論を学び、実践を重ねられた杜師康佑さんが紡いだ、「凡人でもできるイノベーションの方法」。「イノベーションが求められているのはわかるけど、どうすればよいわからず正直フリーズしてしまう」──。そんな方に、読むお守りとして携えていただきたい一冊です。
最後に
ご紹介いただいたレポートの分析自体は、まだまだ未熟なところもたくさんあるのですが、それでも、日々、できる最善を渾身で形にしていく──その積み重ねが、こうして新たなうれしいご縁や機会を運んで来てくれることを、本当にうれしく、ありがたく感じています。
今後とも弊社は、社会課題の構造的な理解や実践的な取り組みを通じて、より多くの方々が自分らしく豊かに生きられるよう、皆さまと共に学び共に遊びながら、試行錯誤を積み重ねてまいります。
書籍情報
『超凡人の私がイノベーションを起こすには ストーリーで読み解く「理論×実践」』
著者:杜師康佑 出版社:日経BP 発売日:2025年8月27日