街の景色の見え方が変わった──旅するたまにカフェ@東京都中央区月島

2025年3月30日(日)、月島にお住まいのめぐみさん・てるさんご夫婦がご自宅の前でたまにカフェを開催しました。前日からの雨で一時はどうなることかと危ぶまれましたが、午後からはすっきり晴れて穏やかな時間に。当日のことをお二人に振り返っていただきました。

▼旅するたまにカフェとは
https://tamani.or.jp/solutions/travelingtamanicafe/

場を開くための試行錯誤

月島では3年に1度、「水かけ祭り」というお祭りが開催されます。お神輿が地域を練り歩き、沿道から大量の水で清められるという熱気あふれるもの。ご夫婦が家を建てる際にも、お祭りの際に地域に開放することを想定してガレージをつくっていたのだそうです。しかしコロナ禍などのためにタイミングが合わず、思うようにオープンな場にはなっていませんでした。

「今回のたまにカフェで初めて“開く装置”として家が機能した」とめぐみさんは言います。「屋台がすごく可愛くて、それが“開いている感じ”をつくってくれたんです。ご近所の人に立ち寄ってもらう、いいきっかけになりました」。

場を開くための試行錯誤も学生時代の文化祭のようで楽しかったそうです。「看板の置き方は結構考えました。どっちに向けたら見てもらえるか、どうしたら興味を持ってもらえるかって」。その甲斐あって、当日は犬のお散歩中の方や近所の飲食店の方など、30名弱の方が興味を持って訪れてくださいました。

普段飲んでいるコーヒーが縁をつなぐきっかけに

お子さんが保育園時代のママ友パパ友、古くからの友人も、SNSなどを見て足を運んでくれました。「もともと薄く繋がっていた縁が、再び濃くなったように思います。カフェでホストとしてもてなすことで一対多の立ち話が生まれて、ネットワークが生まれるスピード感も早いなと感じました」と、てるさん。そんな中で「コーヒーでもてなす」という意識も変わってきたそうです。

「コーヒーはもともと好きでよく飲んでいます。でも人に提供するとなると豆選びからこだわりたくなりました。いつもは適当に淹れているのでいちいち豆を挽くのは面倒だなとも思ったのですが、たまにさんから、その時間も訪れてくれた人と会話しながら過ごすために必要なんだと教えてもらったんです。来てくれた人がミルで豆を挽かせてと言うこともあったりして、よい交流になりました」。

カフェをやる前と後で、街の景色が変わって見える

たまにカフェをやってみて楽しかったことは何ですか?とお聞きすると、めぐみさんは一番に「街の景色の見え方が変わったこと」を挙げてくださいました。「カフェをやる前と後で、同じ景色なのにどこか違って見えます。街により彩りが生まれ、あたたかさが加わった気がします」。

自分たちが「場」を開いたことで、街との関係が変わった実感があったといいます。「やる前はドキドキだったけど、本当に楽しかった。やってよかったです」。

“たまに”よりひとこと

ご夫婦で当日のことを振り返っていただいている最中も、「次はコーヒーだけでなくお酒なども出してみたい」、「今回は日曜日の昼間だったけど、土曜日の夕方にやったら雰囲気が変わるかも?」「今回は天候の影響もあって事前に宣伝をすることを控えていたので、次はもっとご近所さんに声をかけたい!」など、次回開催のアイデアが次々と飛び出しました。

近いうちに再び開催されるのを楽しみにしています。めぐみさん、てるさん、本当にありがとうございました!

開催概要

  • 日時:2025年3月30日(日)11:00〜14:00
  • 場所:東京都中央区月島
  • 店主:めぐみさん、てるさん
  • 来場者数:約30名

文:真鍋 薫子