組織が変わるシステム思考 - "たまに"の企業向けシステム思考プログラム


「当たり前」を変えれば、未来は自ずと変わっていく。

変化のスピードと複雑性が加速度的に高まる今、必須のスキルとも言われる「システム思考」。
全体像と構造、相互作用を捉える力が身につけば、物事の見え方が変わり、本質的な課題解決力やコミュニケーションの質が格段に向上します。学ぶ喜びと挑戦のスピリットに溢れた組織は、激しい変化の中にあっても、自ら成長し未来を切り拓いていけるでしょう。

システム思考とは

システム思考は、MIT教授Jay Forresterが1950年代に創始した、"System Dynamics"という学問領域に由来する、複雑かつ難しい課題に立ち向かうためのアプローチです。1990年代以降、MIT上級講師のピーター・センゲが提唱する「学習する組織」のコンセプトともに、組織にも広く普及しています。

システム思考の3つの特徴

システム思考の3つの特徴-1

1.全体像が把握できる

システム思考を使えば、自分の思考の枠組みを超え、様々なステークホルダーの視点から課題をもたらす複雑なシステムの全体像を捉えられます。

システム思考の3つの特徴-2

2.時間的変化を把握

「時系列変化パターングラフ」や「因果ループ図」を用いることで、システムのダイナミックな変化を予測し、対処できるようになります。

システム思考の3つの特徴-3

3.構造を可視化できる

複雑なシステムの構造を可視化、共有できるため、チームや組織全体での効果的なアクションが促されます。

動画シリーズ:世界が変わるシステム思考

動画シリーズ:世界が変わるシステム思考

「組織が変わるシステム思考」の講師、佐竹と松尾が「システム思考」についてわかりやすく解説する動画シリーズです。ぜひご覧ください!

プログラムの特長

  • 組織の「当たり前」にアプローチ

    課題の原因となる潜在的な構造や
    メンタルモデルを明らかにし、
    組織の「当たり前」を顕在化、
    変革を促します。

  • 実践的なシステム思考研修

    実際の業務や課題に基づき
    プログラムを設計、受講者に
    フィットした学びと実践の機会を
    創出します。

  • つながりや相互理解の強化

    ロールプレイやグループワーク、
    相互の振り返りセッション等を通じて、
    参加者同士の深い理解と絆の
    形成を促進します。

  • ストーリーを描き出す

    課題を生み出す構造やメンタルモデル
    (価値観や思い込み)を可視化し、
    背景に流れるストーリーを踏まえた、
    真の課題解決を促します。

  • 多様性を活かした問題解決

    デザイン思考やサービス設計、
    インタビュー技法など、多様な手法を
    駆使し、多様な視点からの
    アプローチを実現します。

  • 継続的なサポート

    システム思考をベースとした
    様々なフォローアップを提供、
    個人と組織の持続的な成長と
    課題解決をサポートします。

受講企業の声


NEC ANSビジネスプランニング統括部 ANS人材開発グループ 兼 ANSサプライチェーン統括部 計画グループ 井出充 様
私自身、システム思考を使う中で、「因果ループ図は最強のツールだな」と実感していたので、特に今回の研修ではそれをお願いしました。ワークをした結果、参加者が実際のプロジェクトの中で「よかれ」と思ってやっていたことが実は悪さをしていたことに気づいて愕然としたりと、多くの学びがありました。インタビュー術もお願いしましたが、こちらも素晴らしいものでした。"たまに"のみなさんのお人柄もあって、終始リラックスした雰囲気で学ぶことができたのもありがたかったです。

NEC ANS人材開発グループ 松本 浩幸 様
システム思考の有効性を理解し、活用できる人をどんどん増やしていきたいです。

NEC NMP CX実行本部 データ&アナリティクスグループ 落合 俊文様
研修内容の理解と腹落ち感を強く感じました。

NEC CIQソリューション統括グループ 塩田 雅子 様
短い時間の中で非常に濃い内容、体験ができました。他の方と話をして人となりを知ることもできたのもよかったです。

NEC プロジェクトマネジメント統括部 中村 美穂 様
因果ループ図の書き方や、可能性は十分理解することが出来、今後自らの業務で取り入れていきたいと感じました。対面×因果ループ図を利用することが、問題解決の近道になることを実感した次第です。貴重な機会をどうもありがとうございました。

NEC P&C部門/L&D統括部 松本 邦雄 様
自分の現在地とあるべき姿とのGAPを改めて認識することが出来ました。インタビューに関しても日頃なんとなく意識してはいましたが、実際に体験することでより傾聴の在り方を意識することが出来るようになりました。今後も業務の中で「システム思考」にチャレンジしていきたいと思います。

講師紹介

  • 一般社団法人たまに 代表理事 佐竹 麗 Urara Satake

    一般社団法人たまに 代表理事

    佐竹 麗 Urara Satake

    慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント(SDM)研究科特任助教。北海道大学農学部卒、慶應義塾大学SDM修士課程修了(学位授与正代表)。大学卒業後、出版社ディスカヴァー・トゥエンティワンで編集に従事。システム思考とSystems Dnyamics、Systems Engineeringを用いた互恵的な社会システムについて研究と実践を重ねている。英ケンブリッジ大学客員研究員(2019)、慶應義塾大学殿町先端研究教育連携スクエア特任助教(2021-22)。

  • 一般社団法人たまに 理事 真鍋 薫子 Kaoruko Manabe

    一般社団法人たまに 理事

    真鍋 薫子 Kaoruko Manabe

    慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科特任助教。慶應義塾大学SDM研究科修士課程修了。東京海上日動システムズ株式会社にてシステムエンジニアとして勤務し、同「フューチャーセンター」を運営するチームに参画。ファシリテーター、グラフィックレコーダーとしても活動。NPO法人bondplace理事。

  • 一般社団法人たまに 理事 松尾 英里子 Eriko Matsuo

    一般社団法人たまに 理事

    松尾 英里子 Eriko Matsuo

    慶應義塾大学大学院SDM研究所研究員。早稲田大学商学部卒。慶應義塾大学SDM研究科修士課程修了。2006年より日本テレビ放送網株式会社にてアナウンサーとして勤務。主に報道、スポーツの生放送を担当し、五輪、箱根駅伝、東日本大震災、英国ロイヤルウェディングなども取材・中継した。フリーランスアナウンサーとしても各種媒体で活動している。

代表 佐竹麗よりメッセージ

社員の能力は低くないはずなのに組織やチームとして力が発揮できていない──。
多くのリーダーや経営者が、そんな悩みを抱えているのではないでしょうか。エンゲージメントやモチベーションの向上施策、リーダーシップやマネジメント、リスキリング研修...。どれが効果的かの判断も難しく、頭を抱えていらっしゃるかもしれません。

私たちは、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科での学びや、多くのリサーチと企業研修、コンサルティングの場を通じ、全体像とメカニズムを見える化するシステム思考のインパクトをを目の当たりにしてきました。このプログラムで提案する手法─システム思考を効果的かつ愚直に使い尽くすこと─を継続的に活用すれば、どんな組織も、課題解決力を高め、結果として組織の発揮能力を着実に向上させることができるようになります。

強力な課題解決力を持つ持つリーダーが増えれば増えるほど、組織は本質を見過ごすことなく、変化に対し柔軟かつ強靱に対応し、常に高い生産性を保ちながら成長していく力を保ち続けられるでしょう。ぜひ、問題発見と解決力の強化、組織風土改革のアプローチとして、本プログラムをご検討ください。